取材・執筆依頼はお問い合わせフォームからお願いします

27歳ただの理学療法士が借金1000万以上を背負い返済していくノンフィクションストーリー

【借金返済ブログ】1000万円以上の借金を抱えた27歳理学療法士の下克上物語 2話

WRITER
 
下克上アイキャッチ2
この記事を書いている人 - WRITER -
私の当時の年収は300万円弱。 どこにでもいる、ごく普通の理学療法士でした。 そんな私がまさかの借金1300万円を背負うことに。4年間タダ働きをしても返せない、絶望的な状況でした。 でも今も諦めずに生きています。 失ったお金を必ず取り戻し、そして絶対「億り人」になる! そんな現在進行中のノンフィクションストーリーです。

 

こんばんは、27歳で年収の4倍近くの借金を抱えてしまったキシタクです。

また引き続きこのブログを書くきっかけになった、僕の借金生活の話をお届けします。

 

前回の話は▼になります。

【借金返済ブログ】1000万円以上の借金を抱えた27歳理学療法士の下克上物語1話

 

ここから先はほんの1年前ぐらいの話(2018年3月現在)です。

 

絶望のどん底

 

資金も底をつき、かといって死ぬこともできずに途方に暮れていた僕。

 

 

 

どうするかな・・・

 

 

 

この時は、飯も喉を通らず、全く何をする気も起きません。

仕事のない時間は、常にベッドに仰向けになり、ただただ何時間も永延と天井を見上げていました。

 

 

なんでこうなっちまったんだろうなあ

 

 

・・・

 

 

完全に思考が停止していました。

 

でも人間は不思議なもので、5時間ぐらいそんな状態で過ごすと、次第になんとか気持ちを立て直します。

 

そして、

『とにかく頑張んないとな!諦めない!!』

って思うんです。

 

 

でも、朝になると全部リセットされていて、また絶望からスタートするんです。

具体的な解決策がないまま、そんな毎日の繰り返しで、精神的におかしくなりそうでした。

 

そんな絶望のどん底の日々を過ごしていたある日のこと

 

借金のくだりのほとんどを話していた先輩が、僕を心配して最寄りの駅まで来てくれました。

それからうちに一緒に来てくれて、話を聞いてくれました。

 

そしていろいろこの先のことも話しました。

 

先輩との会話で前に進むことを決意

この時の先輩との会話が僕の心を動かしました。(この先輩には本当に感謝しています。今でも頭が上がりません)

 

「今回は失敗だったけど、また返せばいいんだから。こんな経験普通の人にはなかなか真似できないよ。木城くんならこんなの何年か後には返してどーせネタにしてるって!」

こんな感じのことをめっちゃ言ってくれました。

 

※ごめんなさい返してないのに1年後にもうネタにしてます(笑)
(だってこれ返済して金持ちになってから書いても全然面白くないんだもん。)

 

 

そして出た結論は、

  • 実家に帰ってやり直そう
  • 一旦給料のいいところに就職して3年ぐらいそこで働こう

 

というものでした。

 

このままここに住んでるより実家に帰った方がお金もかからないし、額が額だけに親御さんにちゃんと相談した方がいい。

 

そしてとりあえず3年ぐらい年収がいいところに就職して地道に返そう

僕も資金が尽きてすぐは、なかなかその現実を受け入れられないでいましたが、正直それしかないと心のどこかで感じていました。

 

実家に帰ることに

 

この時は本当に親に申し訳ない気持ちでいっぱいで、話を切り出す時は声が震えていたのを今でも覚えています。

 

「お母さん・・・ごめん。」

 

今まで親の前で見せたことのないような暗い表情で、淡々と事情を説明していきました。

話しながらそろそろ2、3発は軽くぶっとばされるんだろうなあ。と思いながら話していました。

 

 

ところが・・・

 

 

母親はあっさり笑いながら

「で、いくら必要なの?」

 

(ん?なんか想像してたのと全然違うぞ。どうした母?)

 

「あんたが実家に帰ってくるなんて、どうせそんなことだろうと思ったよ。あの電話の声でだいたい予想してたから、お父さんにもあいつおかしいから覚悟しといてって伝えてある。」

 

「ただ金額がちょっと想像以上でそこはお母さんも驚きを隠せないけど(笑)、どうやったらその歳でそんなに借金作れるの?(笑)」

 

 

えええーーー

 

 

うちの母なんて寛大なんだあああああああああーーー(T T)!!!!

 

泣きそうになりました。笑

 

その後リアルなお金の話へ

 

母「で、あんたこのあとどうするつもりなの?」

 

とりあえず友達が帰国するまであと1年ちょっとあるから、それまで死ぬほど働いて、足りない分は株関係で知り合った投資家の方々、トレーナーの仕事で僕を信用してくれている社長さん方に頭を下げて、お金を借りて友達との約束はどうしても守りたい。

 

ということを伝えました。

 

母「あんたねえ、人様から借りるくらいなら私から借りなさいよ。

 

僕(いやいや、何言ってんの。うちにそんな金があるわけないだろ。いつも金ない金ないが口癖だったのに)

 

母「あんたうちにお金がないと思ってるでしょ?

 

ここですかさず父

父「いや、ねえーだろ。あるわけない。

 

 

 

母「・・・あるよ。ニヤリ

 

 

息子・父「えええええええ!!!嘘だろおおおおおお!!!」

 

 

母「ただし今まで何かあった時のために貯金してたお金と、今まで積み立ててきた年金を全て崩してやっと作れるのがMAXで900万、あとはうちからはどうやっても無理。そして私が60才になる前に全額きっちり返してもらわないと、我が家は年金が入らなくて本当に死にます。

(この時、母は56才と9ヶ月。)

 

 

残された時間はわずかだった。

 

※友達にはこの時点で、運用をやめたい旨を伝えて、親から借りた900万と、今まで返済していたカードローンをもう一度借り入れて90万を作り、990万お返ししました。

 

リアル返済生活のスタート

 

実家に帰ってくるまでは、

「あーあ、もうこうなったらイチかバチかカイジみたいにエスポワール船にでも乗りてーな。

 

と心底思っていました。

 

エスポワール船とは

『漫画カイジ』の主人公カイジが、負債者に借金一括返済のチャンスを与えるという、フランス語で「希望」の名を冠すギャンブル船のこと

 

なんなら負けだしてからは、毎日カイジ読んでました。

 

こんな借金話誰にもできないから、カイジだけが僕の友達でした。

(カイジ知らない人はごめんなさい。これを機会にぜひ読んでみてください。)

 

 

そんな心の支えのカイジでしたが、真面目な話、どん底に落ちた僕に差し伸べられた両親からの愛を感じてからは・・・

 

たまにしか読まなくなりました。(←結局読む)

 

この時の借金の額を大公開!

ここで私のリアル借金額(この時の)を大公開します!

まずは現状(この時)ある借金の状況

 

・住信SBIネット銀行カードローンに約85万(これは3年近く返済してきたので少し減ってます)

・三井住友銀行カードローンに役150万(こっちは返してましたが、友達に返す時にまた借りたので満額残ってます)

・三菱UFJ銀行カードローンに約150万こっちも返してましたが、友達に返す時にまた借りたので満額残ってます)

・母親に900万

・クレジットカードの返済額が約30万

・杉並区民税未納分が約8万(この時、税金も払ってませんでしたw)

 

はいどうも、クズです!

なんとでも言ってくださいw

 

 

そして、これにそれぞれ利息がつきます。

奨学金も結構借りてますが、これは今回は含みません。

 

 

でも僕はこの頃にはもう完全に気持ちを持ち直していて、

「どーせ俺は将来何億も稼ぐ男なんだから全く問題ないっしょー(^o^)!」

って本気で思ってました。(お母さんごめん)

 

この時考えた返済プラン

 

とにかく母親が60才になる前に、900万を返さなければならなくなりました。

しかも利息が付くので実際は3年と数ヶ月で、1000万ぐらいを返さなければなりません。

 

単純に割り算すると月に25万円を親に返さなければいけません。

 

それに月々の銀行への返済が7万円

クレジットの引き落としが1万3000円ぐらいだったと思います。

 

月々の返済額をまとめると

・親に25万円

・銀行3社に7万円

・クレジットカードに1万3000円

 

計、33万円弱

 

 

毎月始まった間33万円弱がマイナスの状態でスタートして、ここから別で生活費、携帯代、年金、奨学金、国民健康保険料、住民税などを作り出さなければいけない生活が求められていました。

 

当時の僕の個人事業主としての月収が、30〜40万の間を変動している感じだったので、このままではかなり厳しい戦いが予想されます。

 

ただし、僕はこの間までデイトレーダーをしていたので、平日の9時〜15時は空いていました。

 

ここを普通に給料のいい、訪問リハビリの常勤で働いてけばいけるんじゃないか?

 

今15時以降にスポーツジムでみている個人のお客さんを、夜と土日に来てもられば、収入を極端に落とさずに、常勤分の給料が上乗せできるかもしれない。

 

訪問リハビリであれば年収は、初年度から500万円ほどもらえるところが何個も求人で出ていました。

 

ここで仕事をすれば、休みはないけど月収60万前後、年収700万円台が見えて、月に33万円返済に回してもなんとか返済できる

 

これは案外いけるかもしれない。

 

そう思いました。

 

 

 

 

ただ、、、訪問リハビリの常勤の仕事は僕がやりたい仕事では全くもってありませんでした・・・

 

続く

 

この記事を書いている人 - WRITER -
私の当時の年収は300万円弱。 どこにでもいる、ごく普通の理学療法士でした。 そんな私がまさかの借金1300万円を背負うことに。4年間タダ働きをしても返せない、絶望的な状況でした。 でも今も諦めずに生きています。 失ったお金を必ず取り戻し、そして絶対「億り人」になる! そんな現在進行中のノンフィクションストーリーです。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Copyright© 下克上物語 , 2018 All Rights Reserved.